佐々木誉斗 TAKATO SASAKI Official Website                                        日本語  English

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Material Awareness



私の制作は、「素材観」すなわち「マテリアル・アウェアネス」の形成を意識した実践によるものであると定義しています。粘土は可塑性が高い素材であり、採取された場所や土地、種類などによって固有の特性を持つなど、人の手が加わっていない段階から既に様々な可能性を内包する、示唆に富んだ素材であると言えます。そうした粘土を扱って作品制作を行うには、手作業によって獲得した様々な感覚を、自らの造形思考に結び付けていく工程を経て自己表現へと変換していくプロセスが重要になると私は考えています。

素材に触れながら形を立ち上げていくという根源的な造形思考の中に、輪郭線(アウトライン)や表面質感(テクスチャ)を描出するような意識を重ねる―。自身の陶芸をドローイングと定義し、また陶芸制作とドローイングとの間にの技術的・概念的関係性を構築しながら、制作研究を続けています。

 

 

 

 

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