佐々木誉斗 TAKATO SASAKI Official Website 日本語 English
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European Ceramic Context 2010 Student Workshop
ヨーロピアン・セラミック・コンテクスト2010 スチューデント・ワークショップ
佐々木誉斗、Oblique Strategies Project [部分] (2010) インク、紙. (各)30.0 X 20.0 cm.
ボーンホルム、デンマーク 撮影:佐々木誉斗
開催地: デンマーク ボーンホルム島
モベルファブリッケン (Mobelfabrikken)
研修期間: 2010年9月11日−9月22日
エヌ・ファブリキウス・クリスティアンセン (セラミック・アーティスト) [デンマーク]
リチャード・ラウンダー [イギリス] ベルゲン国立芸術アカデミー准教授 [ノルウェー]
マーティン・タウロー (ヴィジュアル・コンテンポラリィ・アーティスト) [デンマーク]
ヨーロピアン・セラミック・コンテクスト2010
ヨーロピアン・セラミック・コンテクストは、デンマーク、ボーンホルム島で2年に一度開催されるヨーロッパ現代陶芸・ガラス工芸のビエンナーレです。展覧会やワークショップ、マスタークラス、レクチャー、アーティスト・イン・レジデンス等の総合的なプログラムで構成されており、アイスランド、ノルウェー、スイスはもちろんのこと、EU全27カ国(2010年現在)がこのビエンナーレに参加しました。
ヨーロッパの工芸家や陶芸家たちは、かつては産業におけるプロフェッショナルとして、また文化の請負人として、強いアイデンティティを抱いていました。しかし現在、ヨーロッパの多くの国々で、陶芸産業は急速に衰退している状況にあります。
そうした現状のなかで、現代の若い陶芸家たちは今日の自分たちを一体どのように捉えているのでしょうか。多くの陶芸ギャラリーや展示空間が閉鎖されていく一方で、新たな形態が出現しつつあります。工芸家たちは路上やハプニング形式、またポップ・アップ型の展示空間を駆使し、既存の形式に代わる手法によって、自分たちの作品を発表するようになりました。従来の画廊での展示に使われる「白い台座」は、”美術作品”の展示における、ひとつの「形式」でしかなかったのです。ポスト・インダストリーの時代におけるヨーロッパ現代陶芸の状況や方向性を考慮し、既存の手法にとらわれない新しい表現形態を、今日の社会でどのように発信していくべきかが問われているのです。
英国王立芸術大学院ロイヤル・カレッジ・オブ・アート修士課程に在籍する佐々木誉斗は、英国の学生代表として派遣され、スチューデント・ワークショップに参加させていただきました。
このワークショップでは、ヨーロッパ各国の美術系大学で陶芸を専攻する学生たちが集まり、モベルファブリッケン(Mobelfabrikken)に滞在しながら様々なアート・プロジェクトを実践しました。
モベルファブリッケン (2010) ボーンホルム、デンマーク 撮影:佐々木誉斗 モベルファブリッケン敷地内の工房 (2010) 撮影:佐々木誉斗
ミーティング (2010) 撮影:佐々木誉斗 Mapping Project, Nexo 市内 (2010) 撮影:佐々木誉斗
佐々木誉斗、Souvenir Project (2010) インク、紙. 16 X 20 cm. ヴィジュアル・ノート(映像作品)上映会, Nexo 市港にて (2010) 撮影:佐々木誉斗
ボーンホルム、デンマーク 撮影:佐々木誉斗
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